椎間板ヘルニアの治療に有効な方法があるのをご存知ですか?

こんにちは、整体院カイロプラクティック・ブリーズの井上省二です。当院には2009年の開院以来、たくさんの椎間板ヘルニアの方にお越し頂いてきましたが、残念な事に一般的にはなぜか「椎間板ヘルニアは徒手的療法では良くならない」と思い込まれている方が多いようです。

私自身は椎間板ヘルニアや手のしびれ、足のしびれでお困りの方とは縁があるといいますか、開院以来たくさんの患者様を施術させて頂きました。個人的な経験をもとにお話をさせて頂ければ、実際に当院が得意とするカイロプラクティックの考え方やアプローチは、椎間板ヘルニアを治療する上ではとても有効ですし、相性が良いという言い方をしても過言ではありません。

カイロプラクティックではどこに症状があろうと、部分だけでなく全体を診ますが、椎間板ヘルニアの治療においてはまさにそのような考え方が必要となるからです。

椎間板ヘルニアは局所的な問題ではない

実は椎間板ヘルニアは局所的な問題ではありません。例えば外科的な手術で言えば、椎間板のはみ出した部分にのみアプローチします。しかしこれは「臭いものに蓋」をしているだけで、問題の根本的解決にはなりません。

そもそも椎間板は勝手にはみ出したりはしません。いびつな局所的ストレスがある特定の椎間板にかかってしまった結果として起こるのです。
あくまではみ出した椎間板は被害者であって、本当の問題の元凶は、特定の部位に大きなストレスがかかってしまうような体の構造、バランスの悪さやゆがみ、体の使い方のほうにあるのです。

逆の言い方をすれば、その元凶の部分をクリアにしていけば、椎間板は勝手に回復してくれます。

椎間板ヘルニアは終わりではなく始まり

例え手術が上手くいって、その時は楽になったとしても、椎間板ヘルニアは腰椎周りの構造物の劣化や老化によって起こる病態の第一段階に過ぎません。

椎間板ヘルニアは基本的に頚椎と腰椎で起こります。椎間板がさらに劣化することで、それを挟んでいる上の骨と下の骨が接近する事になります。
頚椎と腰椎の両脇からは神経が伸びていますが、この神経の出口を椎間孔といいます。

このトンネルは、上の骨と下の骨のアーチが組み合わさって出来ていますから、両者が接近する事でスペースが狭くなってしまいます。そうなると今度はこの椎間孔で神経がストレスを受ける事になります。

さらに背骨の中には脊髄が入っていますから、椎間板が薄くなって背骨の領域の縦のサイズが縮む事で、後ろ側にある靭帯がたるんでしまう事があります。そしてその靭帯が脊髄の領域に物理的にストレスをあたえる事で、両足の痛みのために連続して歩行できないという症状が出る事があります。一般的にこの病態は脊柱管狭窄症として知られています。

このように、椎間板の劣化がもたらす問題には終わりがありません。だからこそ「はみ出した部分だけ処置すればいい」という考え方には賛同できませんし、将来的な事を考えても根本的な問題を放置したままにするのは全くお勧め出来ません。

手術の前に

整形外科的なアプローチでは実際のところ、「放置」か「手術」かの二択しかありません。「手術するほどではないので様子を見ましょう。」という場合では本当に様子を見るだけで、保存療法として意味のある事は何もしてくれません。

ブロック注射は効かない事が多いですし、例え一時的に効いたとしても体からのサインを無理やり黙らせているだけで、問題を根本的に解決することにはなりません。痛み止めの薬も同じ事です。腰の牽引や電気治療、おざなりなマッサ-ジには当然意味はありません。実はドクターもそれは承知しています。仕事上認める事はできないでしょうが。

私が言いたいのは手術はあくまで最後の選択肢であるという事です。「放置」と「手術」の間には広大なスペースがあって、あなたの椎間板が回復するために出来る事は薬を飲んだり、注射を打つこと意外にたくさんあるのです。

ちなみに手術は成功したはずなのにしびれは残ったまま、という方もたくさんいらっしゃいます。
緊急を要するようなケース、例えば排尿や排便に障害が出ているようなケースは手術の適応ですが、そうでなければ整体院カイロプラクティック・ブリーズの施術を受けてみられる事をお勧めします。

最後に

ブリーズ

椎間板ヘルニアは頚椎で起これば神経症状は腕や手に、腰椎で起これば足に出ます。神経症状とは皮膚の感覚の変化と、筋力の低下の事です。感覚の変化に関しては感じ方は多様で、痛み、しびれ、冷感、無感覚、など人によって様々な訴え方をされます。感覚の変化は自覚しやすいですが、筋力の低下はある程度症状が進んでから自覚することが多いです。

頚椎椎間板ヘルニアの方であれば手に持っていた物を落としてしまったり、腰椎椎間板ヘルニアの方であれば階段が上りにくくなってきたりして初めて気付きます。

このように椎間板の劣化が原因で、上肢や下肢に神経症状が出てしまっているケースでは基本的に一度の施術で劇的に治ることはありません。もし一度の施術で劇的に治ったとすれば、それは椎間板由来の症状ではなかったという事です。

しびれの原因は多様にありますし、椎間板ヘルニアが原因の症状ではないにもかかわらず、誤診されている方も現実としてかなりたくさんいらっしゃいます。

しびれの原因が軟部組織にある場合は、たとえ椎間板ヘルニアのような症状を呈していても、一度の施術で治ることもあります。しかしあなたの症状が本当に椎間板ヘルニアに由来するものであれば、一度ではなく何度かは施術を受ける必要がある、という認識は持っておいて頂きたいと思います。

症状を自覚してから時間が経てば経つほど、悪化すればするほど、回復にかかる時間も長引いいてしまいます。末梢神経は中枢神経とは違って再生能力がありますが、それでもあまりに長い期間に渡って物理的ストレスを受け続けると、非可逆的な変性を起こしてしまう事もあります。

つまり物理的ストレスから開放されても、もとの状態には戻れないほどのダメージを受けてしまう事がある、という事です。そのようなケースでは椎間板が回復して神経が開放されたとしても、しびれは永続的に残ってしまう事になります。

放っておいても勝手に治る病変も確かにありますが、椎間板ヘルニアに関しては可能な限り早い段階で手を打たれることをお勧めします。早い段階であればあるほど、回復するまでの時間も短くなりますから。

最後にもうひとつだけ。椎間板ヘルニアは外傷ではない限り、たまたま起こったりはしません。あなたの体の構造、または体の使い方に、そうなって然るべき原因があったという事です。

あなたご自身がその部分を自覚される事が、今現在の症状を癒す上でも、将来の無用なリスクを減らす上でも、とても大切な要素になります。

つまり施術を受けるだけでなく、例えば日常での姿勢への意識を変える事や、座り仕事の方であれば座り方を改善する事、日々の最低限のストレッチなども必要でしょう。当院では施術後にはそういった部分もアドバイスさせて頂いています。このサイトには「リスクとなる歪み」や「日常の注意点」について記したページも作りましたので、よろしければご覧ください。ではご縁がございましたらお会いしましょう。

整体院ブリーズ  井上省二

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